定款とは、会社の基本的なルールを定めた書類であり、いわば「会社の憲法」とも言える存在です。
形式的には、書面または電磁的記録(PDFやオンライン登記用のデータ等)として作成されます。
定款には、会社の「商号」「目的」「本店所在地」「出資額」など、会社の組織や運営に関する基本事項が記載されます。会社設立時には、発起人全員の同意により作成され、株式会社の場合は公証人の認証を受けることで効力が生じます。
定款の内容を変更する場合、原則として株主総会の特別決議が必要となり、一部の重要な変更にはさらに厳格な特殊決議や総株主の同意が求められます。これは、定款が会社の根本規則であるため、軽々に変更できないよう厳格な手続きが定められているためです。