創業融資制度とは
創業融資制度とは日本政策金融公庫（旧国民生活金融公庫）などから低金利で融資を受けることができる融資制度になります。
金融機関は潤沢な資金を持っていたり、順調に儲かっている企業には必要がなくても融資してくれますが、状況にもよりますが、資金繰りが苦しい会社や、資金難に陥っている会社には融資してくれません。
増してや、設立したての企業が、融資を受けるのは非常に困難といえます。しかし、日本政策金融公庫などが行っている新創業融資制度を利用することにより、非常に借りやすい状況になっております。
借りやすい状況とは言っても、創業融資を受ようとする場合、何の実績もない会社に融資するので、きちんとしたものを提出しないと融資が実行されません。
例えば、あなたの親友が商売を始めて「お金が足りないので500万円貸してほしい」と頼まれた場合、あなたは簡単に500万円の融資を実行するでしょうか？
答えはノーです。
何故ならば、その500万円を回収できるかわからないからです。
もし、どうしても貸さなければならない状況であった場合はどうでしょうか？その場合は、現在いくら現金を持っていて、どのようなことをして収益を上げるのかを納得いくまで確認すると思います。万一、この計画じゃうまくいかないと思えば、あなたはいくら親友とはいえども融資の実行はしないでしょう。
日本政策金融公庫（旧国民生活金融公庫）が行っている新創業融資制度は会社設立したての経営者の方にお金を貸していただける非常にありがたい制度なのです。
ここで注意しなくてはならないのは、誰にでも融資してもらえるわけではないとい言うことです。新創業融資で融資を受けるためにはきちんとした資金計画と事業計画が必要になってきます。資金計画はしっかりやったけど、事業計画がうまくできなかった、逆に事業計画はうまくやったけど、資金のほうがうまくいかなかったなど片手落ちだと融資は実行されませんので注意してください。
一度申請してしまうと与信履歴が残り、後に修正するのが困難になりますので最初が肝心です。一発勝負的なところがありますので、創業融資に強い税理士など専門家に助けてもらうのが得策です。
