独立・開業!さて用意する資金は?<2>
さて「独立・起業の資金」の<1>では必要な資金のおおまかな分類をお伝えしました。
おおまかな分類といっても、結構用意しなくてはいけない資金というのはあるものです。
では、その開業資金というのはどのように調達していけばよいのでしょうか?
自己資金が豊富であるなら、それに越した事はありません。
しかし、そうでない場合はやはり自分以外の人や金融機関に頼る方法が一般的だと思います。
自分以外の人に資金を頼る場合、個人事業の開業だと「人対人」のお金の貸し借りになってしまいますが、「会社設立」をした場合だとかなりその意味合いが変わります。
株式会社の場合、事業資金=会社の資本金と考えると、第3者からの資金提供は「人対人」の借金ではなく、第3者が出資者となりその第3者はその会社の株を所有する「株主」となります。
株式会社の経営において、株主の権限は大きく株の保有数によって発言権も変わります。
つまり、お金を貸しただけという関係ではなく、事業の業務は実際に行わなくても事業に対して資本参加するということになります。
「こんな事業がしたいのだけど、お金を貸して下さい」
「こんな事業をするのですが、株主になっていただけますか?」
同じ金額の資金を同じ人に調達を依頼するにもこのように大きな違いが出てきます。
事業資金の中に会社設立費用(株式会社の場合は約214,350円*ひとでき使用の場合)が加算されますが、会社を設立することは、資金調達の面においては、とても意義ある行動だということがお解りいただきましたでしょうか?
しかし、忘れてはいけない事は、形態はどうであれその事業が「収益」という観点で第3者や金融機関に納得していただけるのか?いう事です
日時:2008年11月08日 17:56