日経平均及び世界株価下落が起業にどう影響するか?
アメリカのプライムローンの破綻をきっかけに世界の株価が下落しています。
10月3日には金融安定化法が成立され、金融機関の不良資産買い取りに最大7000億ドル(約75兆円)の公的資金投入が決まり、アメリカ発の金融危機も一段落かと思いきや、先週末からドル相場やアメリカの株価及び日本の株価も下げ止まらないようです。
いよいよ日本の日経平均株価も1万円を前後しているようで、直接株や投資をしていない人でも今後に不安を覚えてしまうような流れです。
今後世界や日本の経済状況はいったいどうなるのでしょうか?
また、起業をするには的した時期なのでしょうか?
簡単に大企業も破綻する世の中なだけに、大企業の一員であるというサラリーマンという立場も一昔前のような安定感はなくなっているのが現状だと思います。
日本においては先進国でもトップクラスの教育体制がとられる中、優秀な人材がたくさん存在しています。ひとたび大企業が倒産ということになれば、非常に残念なことですが、社会的にも経験が豊富な人材(その道のプロ)が世の中に放たれることとなるでしょう。
今後、このまま景気の後退や不況、金融危機が続いていけば今述べた状況は必ず起こるべくして起こるでしょう。
では「起業」という手段がこのような世の中では安心なのでしょうか?
ひと口に「起業・独立」といっても大変むずかしいことですが、自社の業績が悪くなる前に退職し退職金を貰って独立の費用に充てたり、優秀な人材が流出した際によき協力者や従業員を確保することができる世の中の流れを捉えれることができれば、もしご自分の中で自信のある分野があれば、不安定な世の中ではありますがある意味チャンスかもしれません。
世の中が不況の際には政府の援助(助成金など)に関する案件も増えてくると思います。
起業しようとすると、「今起業するべき時か?」といった悩みを持つ方がたくさんいらっしゃいますが回りの経済環境に左右されるのは考えものです。
何故なら・・・起業して実際の経営を始めても、その時々の経済環境は目まぐるしく変化していきます。
どんな会社でも、常にとりまく環境は同じです。
一番大切なのは、どんな経済環境でも対応できる柔軟性と「今後どうなるのか?」ということを的確に考えられる先見性だと思います。