会社設立(都市シリーズ7)静岡県
国土交通省によると、山梨、静岡両県から新たな地域名表示ナンバープレート(いわゆる「ご当地ナンバー」)として要望のあった「富士山」ナンバーについて、平成20年11月4日(火)より交付を開始することと決定したようです。
複数の運輸支局をまたいだナンバー交付は、初めてのケースだそうです。
ご当地ナンバーは既に2年程前から全国で18種類が交付され
仙台、会津、つくば、那須、高崎、川越、成田、柏、金沢、諏訪、伊豆、豊田、岡崎、一宮、鈴鹿、境、下関
があったそうですが、いずれも地名であることに変わりなくインパクトに欠ける感がありました。
山の名前がナンバープレートになるのはとても画期的なことであると思います。
国土交通省のサイトに寄ると、
☆富士山周辺地域における地域振興、観光振興、地域の一体感等を醸成するためのシンボルとしての役割を、「富士山ナンバー」が果たしていくことを期待しています。
と堂々と書かれておりました。
そういえば、以前も「湘南ナンバー」というのが交付されたとき(これも一種のご当地ナンバーと思われますが・・・)
このナンバーに憧れて、引っ越しをなさった方がいらっしゃったと聞いています。
そう考えると確かに地域振興、観光振興の一助にはなるようです。
現在、地方都市の大手の企業の倒産が目立ちます。全国的には無名でも、地元では誰もが知っている企業・・・そんな地元大手の倒産が相次いでいるようです。
石油高から端を発し、不況というより経済危機の魔の手により地方の中小企業が痛手を負っているようです。
そんな中、この画期的な「富士山ナンバー」を皮切りにご当地ナンバーで地域経済の振興が図れるのであれば、打開策のひとつとして希望が持てそうです。
国土交通省に続き、法務局も登記所の名称などをもう少しご当地っぽくするのも親しみやすくなればいいと思います。
会社設立に関する業務を行っていると、「法務局」という役所は近寄りにくく、むずかしく、どこにあるのか知らなかった・・・という声を良く聞きます。
国土交通省の取組みに続き、法務局も是非、気軽に相談できるような雰囲気づくりやアピールをしていただくと、会社設立をはじめとする企業のいろいろな届け出関係が活発化しそれも地域振興に繋がっていくのではないでしょうか?